着物は、古来より日本人の普段着として大切に受け継がれてきました。 そこには日本の歴史があり、地域の特性があり、また、それを受け継いできた人々の想いが詰まっています。
しかし、近年では、自分で着付けができない、来て行く場がない、サイズが合わない、といった理由で着物を着る人が減少し、代々受け継いできた着物がタンスの奥に眠ったままになっていたり、二束三文でリサイクルショップに売られていたりします。 それは、とても残念で、もったいないことです。
今までにない形で、着物を身近に感じられるようにするにはどうしたらいいのだろう。 着物という日本の文化をより多くの人たちに伝えるにはどうしたらいいのだろう。
その問いに答えるべく誕生したのが、この『きもの再生家具』です。
梅村家具店では、様々な理由で家に眠ったままになっている着物や帯などの生地を、木製家具の扉の一部として利用することで再生し、新しい命を吹き込みます。
着物を家具として"飾る"ことで、部屋は鮮やかになり、日々の暮らしが明るくなります。
また、材料には高級な無垢材を用い、一つ一つが手仕事で作られていますので、世代を超えて使いつづけることができます。
大切なものを身近に感じ、未来へと繋ぐ新しいスタイル。
それが『きもの再生家具』です。
現在、市場に出回っている木製家具のほとんどは、べニア板を張り合わせたものやパーティクルボードと呼ばれる木材の小片を集めて作ったもので、ほんものの木の家具ではありません。
それらの素材は安価で量産でき、狂いも少ないのでとても便利なのですが、木の本来の質感や木目の美しさは失われてしまいます。
『きもの再生家具』は、着物地を補強するための裏地にのみ「突板」と呼ばれる木材をスライスして貼った加工材を使っていますが、 それ以外はすべて、木からそのまま切りだした無垢材を使っています。
一つとして同じものはない木目の美しさ。
自然と一体になったかのような手触り。
ほんものの木の家具であることを実感できます。
『きもの再生家具』で使用する木材は、欅(けやき)やタモなど良質な広葉樹です。 それらは昔から高級家具に使われてきました。 しかし、材さえ良いものを使えばどんな家具でも高級家具と呼べるわけではありません。
家具そのものの"つくり"が何より重要なのです。
梅村家具店では、木と木の接合にネジや釘を一切使わないホゾ接ぎと呼ばれる伝統工法を用いて家具づくりをしています。 材の接合部に特殊な加工を施し、パズルのように組み合わせていく技法です。
とても時間がかかりますが、強度が抜群で、見た目も美しく仕上がります。
着物は、さまざまな技法を凝らした工芸品です。それを飾る家具もまた、伝統に裏打ちされた木工芸品であるべきだと考えています。
着物=和ですから、家具のデザインも和風のものにしようと思っていました。
ところが、和家具と呼ばれる伝統的な日本の家具はいかにも重々しく、作り付けの家具が大半を占める昨今の住宅には合わないということに気づきました。
そこで、小ぶりでシンプルな北欧家具のようなデザインにすることにしました。
四つ脚の家具はスタイリッシュで和室に置いても洋室に置いてもよく合います。 家具の下に手が入るので、さっと一拭き、掃除も簡単です。 大人一人で移動できるので、その時々の気分に合わせて手軽にレイアウトも楽しめます。
本当に大切なものだけを入れて、常に身近に置いておく。次第に愛着が増し、やがては家族のような家具となる。
『きもの再生家具』の理想の使い方です。
きもの再生家具 『六角箱』 の販売について
キャビネットやTVボードなどの大型家具は必要ないし、 贈り物としてプレゼントできるようなもっと手軽な「きもの再生家具」があればいいのに… という声にお応えして製作を始めたのがこの『六角箱』です。 くず入れやプランターとしてお使い頂けるサイズです。
この六角箱を製作するに際しては、きもの再生家具の宣伝ができればと思い、一般の方々から資金調達をする“クラウドファンディング”に挑戦しました。
詳しくはこちら 箱の六面に張る生地をお客様から送付していただき製作します。
生地は着物地でなくても構いません。
縦17cm、横9cmの生地が6枚必要です。(実際に表に出る部分は縦15cm、横7.5cm)
材木は、ケヤキ、ウォルナット、タモからお選びいただけます。
\13,800- (税別、国内送料込み)
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